タンポポ調査・西日本2010への参加の呼びかけ
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大阪で1974〜1975年に初めてタンポポを指標とする市民参加による環境調査を実施して以来、全国各地で在来種と外来種のタンポポの分布状況から、地域の環境について知ろうとする「タンポポ調査」が続けられてきました。ところが、1990年代に入って在来種と外来種のタンポポの間に雑種が形成されていることがわかり、タンポポ調査の意義について疑問が出されたこともあり、あまり行われなくなりました。
そこで、2004〜2005年に近畿全域で雑種タンポポも含めたタンポポの分布調査を行い、雑種を含めた外来種の分布拡大の状況を明らかにしようと考え、近畿7府県によびかけたところ、3万点余りのサンプルが得られました。
その結果を集約し、1970年代の結果と比較することで、近畿地方での外来種タンポポの分布の拡大状況が明らかになりました。また、得られたサンプルのうち、1千近くのサンプルの雑種解析を行い、すでに報告されている関東や全国調査での数値に比べると、雑種の比率はやや少ないものの、近畿全域にかなり広がっていることが確認できました。
そして、前回調査から5年後の2010年にも近畿地方で調査を実施しようと考えていたところ、鳥取・島根・岡山・徳島の博物館などからもいっしょにやりたいという申し入れがあり、この際、カンサイタンポポの分布域に調査範囲を広げて調査を行ってはどうかということになり、四国・中国地方のタンポポ調査に興味をお持ちの方々にも調査活動への参加を呼びかけています。2008年1月には大阪で準備会を開き、雑種タンポポに関する講演会を開催し、多数の賛同が得られたので、2008年4月には倉敷市立自然史博物館で第1回の実行委員会とその発足を記念した講演会を持ちました。
現在、山口県を除く近畿・四国・中国地方の各府県で調査実行委員会が結成され、2009年3月・5月に予備調査を行うことにしています。ぜひとも、タンポポ調査実行委員になっていただき、2009年春の予備調査・2010年春の本調査へのご協力をよろしくお願いいたします。詳しくは、ホームページをご覧下さい。また、近畿・四国・中国地方で、タンポポ調査に取り組んでいただけそうな方や団体があればご紹介下さい。
なお、一般向けの調査の説明会や、調査サンプルの処理を行なうスタッフ向けの研修会を下記の日程で計画しています。ぜひ多数ご参加下さい。
・日時:2009年3月1日(日) 午前10時・12時 一般向け調査説明会
午後 1時・ 4時 スタッフ向けのサンプル処理講習会
・場所:大阪市立自然史博物館(JR阪和線・地下鉄御堂筋線「長居」下車、徒歩10分)