第20回講座 金剛山の自然(午前)/受講生交流(午後) (2008.9.24.)
講座内容金剛山の主要な樹木を中心に観察し、平地との違いを知る(午前)。
各班ごとに行動し、金剛山の自然にふれあいながら新しい班員との交流を深める。
講  師佐藤 治雄 先生  大阪自然環境保全協会副会長、大阪府立大学名誉教授
場  所金剛山



今回は金剛山にきました。「平野では味わえない草木がありますよ」と本日の講師は佐藤先生。夏から秋へとツルニンジンが迎え入れ、ミカエリソウ、サワグルミ、トチノキ、アブラチャン、リョウブ、ウリハダカエデ、ウラジロガシ、ミズナラ、ブナ、ウラジロノキ、ハリギリやシラキなどを学習しました。


ミズナラはブナ科のブナ、ナラ、クリやドングリの仲間。コナラとミズナラは似ているがは葉柄をみると、ミズナラの葉柄はごく短いか無い。コナラは1cmほど。


ブナ幼木の葉裏。側脈が突出。


ブナ植物群落保有林に入りました。関西では金剛山、大和葛城山、和泉葛城山と妙見山でみることのできるブナ。ブナは数年に一回花を咲かせ実生を作るが3〜4年すると枯れる。数年〜10年位に一回、足の踏み場も無いくらい実をつくる。ブナは明るいところで実生は大きく育つとのこと。


ブナの話を真剣に見聞する受講生。


佐藤先生とブナ。地衣類や苔類が着生していることが多いので緑色のまだら模様が特徴とのこと。イヌブナの樹皮は黒っぽい。


サークルになっての昼食中、キジバトがやってきて日光浴。「前々回講座の復習よ!!」 と言わんばかりに風切羽や尾羽を広げました。


ウリハダカエデの樹皮.。


午後はグループ毎で、新メンバーと市民大学一日体験受講者を交えて休憩所まで散策。何を見つけたのかしら?皆さん仲良しになれたでしょうか。後半は談議が多くなりそう。
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