第30回講座 「企画・運営 @」 (2009.1.7.)
講座内容企画運営について・奥の谷現地視察と活動内容について検討
講  師佐藤 治雄先生  大阪自然環境保全協会副会長
田渕 武夫先生  富田林の自然を守る会代表・大阪自然環境保全協会理事
笠原 英俊さん   富田林の自然を守る会スタッフ・自然環境市民大学第6期修了生
場  所奥の谷(富田林市彼方)



佐藤先生から、「奥の谷での企画・運営」スタートに際して、”「自然環境の保全」を頭に置きながら、先輩達がやってきたことを参考に、自分達はこの場所で具体的に何をするかについて班メンバーで相談の上、テーマ設定を行って欲しい”との説明を頂く。


田渕先生から、”前回見れなかった場所を中心に現場を案内するが、それらの中から班としての候補地を絞って欲しい!”と説明を頂く。


30〜40年前までミカン園であったところにスギ、ヒノキを植林した場所で、10年前までは暗くてシダはなかったそうだ。間伐された後、林床にはたくさんのシダが生えている。


受講生から、"これは何ですか?”の質問に、田渕先生から”ヤブミョウガ(ツユクサ科)の実で、8月末〜9月初めに花が咲く。ミョウガの葉に似ている”と教えて頂く。


台風襲来時(1997年)の倒木地跡に、昨年秋、コナラ、サクラ、ドングリなどの木々が植樹されている。


この池には、メダカ、ニホンアカガエルが生息する。3〜4年前に受講生のテーマとして垣根作りが行われたが、最近増えているイノシシ対策も必要となってきている。


昨年の受講生が間伐した竹林。傾斜地で危険を伴うので今回は候補地としない。昔、誰かが植えた竹が増え続けており、地主と交渉して斜面上方の竹林の間伐を検討されている。


今冬初めての雪が降りだしため、ミカン小屋内で保全活動のテーマについてグループごとの討議。(テーマ案設定後、班別に再度現場確認が行われた。)
写真は、1班。(受講生の声:奥の谷での作業内容がすんなりと決まり、まずは良かったです。)


グループ討議。写真は、2班。(受講生の声:長い相談だったけど、やっと決まり、ホット・・・・)


グループ討議、写真は、3班。(受講生の声:雪降る里山で実習の場所決め、思い出に残ります。)


現場確認後、山の中に取り残されている枯れ枝、枯れ木などを、自主的にミカン小屋まで運ぶ受講生。


各班ともほぼテーマが決まり、焚き火を囲んで田渕先生から”今後の進め方について”アドバイスを頂く。
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