野山のたより2008年7月号

「ハキダメギク」

 外来種(熱帯アメリカ原産)で大正時代に世田谷区の掃き溜めに咲いていたところを牧野富太郎博士に見つけられ、この情けない名前をつけられてしまったという。直径5oほどの小さな花であるが、5個の舌状花を円形に並べ、なかなか愛らしい。
 この写真は畑の片隅に咲いていたが、有機物が捨てられるような場所に生育していることが多いとのことで 生態的にはまさにぴったりの名前かもしれない。  

撮影者:南光 優 さん

撮影場所:止々呂美(箕面市:2008.6.25.)



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