野山のたより 2011年9月号

「処虫処鳥」

ハチやアブの仲介で受粉した雌花はどうなったであろうか。 マユミ(ニシキギ科 檀・真弓・繭実)は、葉陰に独特の形の緑色の繭実を吊り下げていた。繭実の中の種子を大きく実らせて居る時期だ。 この頃の大敵はカメムシ(主にキバラヘリカメムシ)だ。あたりを探してみたが幸い見当たらなかった。 晩秋には熟した赤い種子で小鳥たちを引き寄せる。 (「野山のたより」2011年1月号 「歳歳年年」参照)

撮影者:金澤宏之さん

撮影場所:高槻市(2011.08.23)

前の写真へ / 目次へもどる   / 次の写真へ