2005年度通常総会を開催 事業計画など5議案を承認
新理事に傍島正博、田中広樹、田渕武夫の3氏を選任

 ((社)大阪自然環境保全協会2003年度通常総会の報告)


     保全協会は5月21日、2005年度の通常総会を大阪市中央区の大阪府立青少年会館で開き、今年度の事業計画など5議案を承認しました。理事の増員選挙も行い、信任投票の結果、傍島正博(そばじままさひろ)、田中広樹(たなかひろき)、田渕武夫(たぶちたけお)の3氏を理事に選任。理事数は、現職16名と合わせて19名(定員は15人以上20人以内)となりました。

     議案は、@04年度事業報告書 A04年度収支計算書 B05年度事業計画書 C05年度収支予算書 D理事選任の件<理事増員選挙の実施>。出席は、会場35人、委任など203人の計238人(正会員395人=2005年度新入会を除く)。議長には、小路公之氏を選びました。新たな取り組みなど事業計画の概要(一部)を紹介します。

     なお、2004年度収支計算書、2005年度収支予算書の概要などについては下のボタンをクリックしてごらんください。

    2004年度収支計算書   2004年度収支の対比   2005年度収支予算書



 ◆中期計画(3〜5年)

    2004年度事業計画の中期計画を継続して推進しますが、下記の項目は新規です。

    ○環境教育の推進への対応
     環境保全意欲増進・環境教育推進法に基づく関連施策が展開され始めていることから、長年にわたり普及活動を継続してきた保全協会として、それらの動向を把握しながら、この分野における提言や企画、フィールドワークなどの実践について検討し、具体的な取り組みを進めます。
 ◆自然生態系を保全する活動

    ○大阪圏域の自然生態系保全活動の強化
     保全の担保性が極めて低い里山・田園環境の保全に関する基本政策が早急に必要で あり、当面、開発を回避するため保全対象地の抽出を進めます。

    ○大阪圏域での主な開発問題への取り組み
     水と緑の健康都市開発・余野川ダム建設/安威川ダム建設/槙尾川ダム建設など

    ○里山保全事業
     この事業のうち里山ボランティア入門講座(旧里山管理指導者養成講座)は前年度の「里山ホリデー入門講座」の形態や内容を大幅に見直し、5月〜3月に9回(うち1回は1泊2日)開きます。

    ○7か所のフィールドで里山保全活動を継続して開催します。
 ◆近畿一斉タンポポ調査(継続)

     昨年度は近畿全域での予備調査を実施し、2005年度は本調査を実施。予備調査での空白地域での調査実施をめざし、近畿地方のタンポポ分布を把握して自然環境の質的な変化を把握します。
 ◆自然保護の普及(観察会・講座等事業)ど

    ボランティア養成講座・研修5件、観察会・行事など20件を実施します。このうち「なにわキノコくらぶ」は新規主催化しました。
 ◆講師・ボランティアスタッフの派遣/調   査研究活動 

    (略)
 ◆ホームページの維持更新など

     保全協会の広報メディアとしてのHPの作成・運営をより充実します。作成講習会を行い、HP技術をそなえた人材を育成します。また、協会の紹介パンフレットは、事業実績の紹介も充実して刷新します。

 ◆組織の充実など

    会員・グル−プなどの交流、連携の強化

    ○活性交流会の継続
     2004年度には「活性交流会」を2回開催しましたが、活動の発展・拡充をはかるためにも、活動グループ同士、会員同士の相互理解と交流・協力を深めるこの交流会を継続して開きます。前年度に抽出された課題として、保全協会内メーリングリストの開設、主催講座間の連携、地域自然団体と保全協会・会員の交流活動の推進などについて、一定の具体策を検討、実施します。

    ○外部依頼事業に対応・提案する主体グループの発足
     2004年度には、ボランティアスタッフ「(外部依頼事業)振り返り&交流会」を2回開催し、提案・企画・運営・実施能力を高めるボランティアスタッフのグループづくりを進めてきましたが、今年度にはさらにこのボランティアスタッフ交流会を継続開催し、目的のグループを立ち上げ、さらに自立的に運営していきます。


 ◆保全協会設立30周年事業について

     保全協会が2006年4月8日に法人認可30周年を迎えるにあたり、これを機会に活動をさらに拡充しうる内容を前提に、理事会で一定規模の30周年事業を検討します。



以 上

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