第10期第16回講座 淀川の河川環境②

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第16回講座 淀川の河川環境 (2) 十三干潟での野外実習   (2012.8.01.)

講座内容 干潟の生物の観察、シジミ採り、かに捕り、投網による魚やエビ捕りなど
講師      

河合 典彦(大阪市立城陽中学校教諭/淀川環境委員会水域環境部会長/淀川水系イタセンパラ研究会/希少野生動植物種保存推進員)

場所 大阪市淀川区・新淀川右岸十三干潟

野外講座の地は十三大橋のやや上流、淀川の向こうには梅田のビル群が見える。講師は先回から引き続き河合先生。

川縁に下りると、干潟が広がっている。大潮の干潮時に講座の開始時が設定されていて、ちょうど昼前が最も潮が引いている。

岸辺も中洲もヨシの純群落(ヨシ原)が広がっている。手前が川下だが、講座の終了時には満ちてくる潮のため、流れは逆に上流へと向かう。

シジミ採りの道具を持って、淀川本流へと干潟を歩く受講生。気を付けないと足をとられる。

それぞれにシジミを集める受講生たち。「子供にかえって川遊びをしたような」、「孫を連れて遊びに来れたらいいな」等々の講義終了後の感想。 

投網を披露される河合先生。ホントはもっと真円に広がるはずが、腰を痛めておられてやや四角め。

先生の指導を受けて投網を試みる受講生。とても先生のお手本のようには広がらない。 

網に入っていたスズキ。他に、テナガエビ、ハゼ、ボラ、カマツカなどが捕れた。 

テナガエビは雌雄で大きさが随分異なり、雄(右)は体も鋏脚も大きい。この鋏みは前から2番目の脚(第二歩脚)であり、カニやザリガニの鋏みは第一歩脚。 

ヨシ原に棲んでいるクロベンケイガニ。やはり、雄が大きく、お腹を見ると、雌(左)がパンツ型で雄(右)はフンドシ型。 

ウナギは今や淀川のブランドになりつつあるが、岸近くの石の下にいた体調約25cmのウナギ。なお、小さいのは1年目。

暑い中の野外講義も終わりに近づき、3時間前の水面(写真2)と較べると潮が大分満ちてきている。 

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