第10期特別講座 ツバメの塒入り

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特別講座 ツバメの塒(ねぐら)入り   (2012.8.8.)

講座内容 宇治川のヨシ原で見られる大規模なツバメの塒入りを観察する
講師 中野 勝弥(淀川観察会代表)
場所 宇治川・向島(宇治市・観月橋付近)

夕刻、観月橋駅に集合。

宇治川にかかる観月橋を渡り、観察地である向島のヨシ原へ向かう。涼しい川風が心地よい。

日が暮れるまでの間、ツバメの塒について語られる本日の講師、中野先生。ツバメの塒入りを初めて見るという受講生が殆どであった。

向島のヨシ原を分断する第二京阪道路の巨椋大橋について語られる高田先生。橋脚の数を減らす、橋脚照明を河川敷からは見えにくい高欄照明にしているなどの説明を受ける。

 ツバメの生態、また、子育てのための「巣」と夜間に寝泊りする「塒」との違いなどの説明を受ける。

特別講座には、一般参加、空の会(自然環境市民大学修了生の会)などからの参加があった。

向島の南側には、旧巨椋池の干拓地が広がる。今は、堤防で分断されているが、元は、ヨシ原も旧巨椋池の一部であった。 

午後7時過ぎから、ツバメが集まり出す。 

ヨシ原上空は、ツバメが鳴き交わしながら乱舞、その後、急降下でヨシ原の中へ消えてゆく。 

感動に満ちた声を上げながら、塒入りを見つめる受講生。 

巨椋大橋の橋脚照明が、横一文字に見える(通常は光の線が続いているが節電のため間引いている)。低位置照明方式(高欄照明)なので、河川敷に照明の光は届きにくい。

受講生の質問に答えられる中野先生。「継続した観察、調査」の必要性を説かれる。 

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