第10期第23回講座 植物調査法②

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第23回講座 植物調査法②   (2012.10.17.)

講座内容

前半:川の環境と植生に関する講義。
後半:前回の植生調査資料を整理して群落区分を行い、各班ごとにまとめた結果と考察を発表。

講師

福井 聡(神戸大学大学院人間発達環境学研究科)

場所 大阪府環境情報プラザ

講義の最初は植生、植物群落の基礎や植生調査の意義についての解説。

 

写真で見る河川と植生の関係。上流と下流では景観が異なり植生が異なる。

また、河川からの距離で植生は異なる。年に何度も冠水する川のすぐ近くは、ヤナギタデなどの1年生の草本の群落。

「今では、カワラ○○と言う名前の植物も減ってしまった」と、川原の大好きな福井先生。

 講義の後は実習で、目標は先週の植生調査の結果をまとめて考察すること。

これは先週作成した調査票の1つで、先ずこれらのデータに基づいて素表を作る。

各班毎に、何枚もの調査票データを転記して作業を進める。 

完成した素表には、各調査地のデータと共に、観察された植物名とその分布量を示す被度、群度が列記されている。 

素表を元にデータ整理を行い、植生の特徴を把握する作業が進んで行く。

 植物を群落毎にまとめ、各群落の特徴を示す植物名をつけた群落組成表を書き込む受講生。

班毎に、植生結果のまとめと考察を発表。受講生の一言感想:「調査票をまとめてみると、環境条件が浮かび上がってきて納得」、「細かな作業は疲れましたが快い疲れです」等々。

 講座の最後に、受講生の要望等を知って今後の講座運営の参考にするため今期2度目の懇談会。

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