第11期第21回講座 昆虫②

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第21回講座 昆虫②   (2013.10.2.)

講座内容

秋に見られる昆虫の形態や生態について学ぶ

講師

前田 一郎(NACS-J自然観察指導員/生駒休耕田クラブ)

講座支援 白石 卓也 浅野 愛子(共に空の会・昆虫部会)
場所 葛城古道

空の会(市民大学修了生の会)昆虫部会からの講座支援2名と、一日体験入学1名、オープン参加(市民大学修了生の再受講)3名の紹介があり、講座スタート。

「昆虫がどのような場所にどういう形でいるのかを知ると昆虫が見えてきます。体験を通して昆虫や自然を理解することが大事 です」と話される講師の前田先生。

早速、綺麗なウスバツバメガを桜の葉に発見。生態や習性を教えてもらうことで、受講生にもウスバツバメガが次々に見えてきた。

木の幹と区別がつかなかったキマダラカメムシも、幹で樹液を吸うことを教えてもらい、見えてきた。

木の下に、かぼちゃの形をした幼虫のフンが一杯落ちていることを教えてもらい、ナンキンキノカワガの幼虫も見えてきた。

「蛹を家に持ち帰って観察すれば、そのガの成虫や、蛹にハチが寄生することなども、体験を通して自分の知識になります」と 前田先生。

多種類のバッタやイナゴの見分け方を分かりやすく説明される空の会昆虫部会の白石さん。 

前田先生は秋に見られる昆虫を持参され、それらの説明とともに「すべての生き物に興味をもつことで、生物や自然の見方が変 わります」と力説された。 

ハラビロカマキリのお尻を水につけることで、寄生しているハリガネムシが出てくることを知り、びっくり。

絵を書きながら、ウスタビガの蛹の作り方を分かり易く説明される前田先生。

午後の観察も終わり、質疑の時間。質疑でも昆虫の生態の面白い話が続いた。

     

班会議。ハリガネムシのインパクトが大きく、「ハラビロカマキリから出てきたハリガネムシ! 絶対忘れない」と受講 生。

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