第14期第12回講座 両生・は虫類の生態と保全

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第12回講座 両生・は虫類の生態と保全  (2016.7.6)

講座内容

「両生類・は虫類」の生態や形態の違いを知り、彼らを取り巻く生息環境の現状と保全を考える

講 師       田口 勇輝(地球環境学博士、NPO法人日本ハンザキ研究所 理事・研究員)
場 所 大阪府環境農林水産総合研究所 環境情報プラザ・研修室

「人と自然が共存していくには、自然の面白さを知り、それを伝えることからです」と田口先生の講義が始まった。

午前中は大阪府に生息する両生類と爬虫類について学ぶ。大阪府に生息する両生類の71%、爬虫類の39%が絶滅危惧種になっている。写真の上にマウスを置くと爬虫類の一覧表が見える。

両生類であるカエルは、木などに上る種には足裏に吸盤があり、地面で暮らす種には吸盤が無いことを知る。

講義の後、先生持参の現物で、各種のカエル,ヘビ、トカゲを観察。

ヘビは先生がケースから取り出して観察。ジムグリに実際に触って感触を確かめる受講生もいた。

長さ1m以上あるヘビの抜け殻を持つ受講生。

興味深い話に受講生から多くの質問が出た。大阪府に生息する毒蛇はヤマカガシとマムシだけであることも確認できた。

午後は、田口先生の専門であるオオサンショウウオの生態や生息環境、文化について学んだ。

オオサンショウウオは体の模様が個体毎に異なり、この模様で個体識別できることも知る。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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