第15期第12回講座 両生・は虫類の生態と保全

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第12回講座 両生・は虫類の生態と保全  (2017.7.19)

講座内容

「両生類・は虫類」の生態や形態の違いを知り、彼らを取り巻く生息環境の現状と保全を考える

講 師       田口 勇輝(地球環境学博士、NPO法人日本ハンザキ研究所 理事・研究員)
場 所 中央区民センター3階 第2会議室

「人と自然が共存していくためには自然の面白さと大切さを知ることが大切です。」と田口先生の話が始まった。

「カエルは大きな目が特徴です。前肢・後肢は何本か知っていますか?」とクイズ形式で進む。答えは写真の上にマウスを置くと分かる

カエル類は「昆虫などを食べ、蛇や鳥に食べられる」位置にある。水陸両方の環境でないと生きられないので、弱い動物である。

モリアオガエル:木の上に泡状の塊の中に産卵。孵化したオタマジャクシは水溜りに落下してそこで成長する。

ニホンヤモリ:民家で普通に見られるヤモリ。指の裏に毛が生えていて、吸盤のように働き、ガラス面を歩ける。

ヤマカガシ:毒牙は上あごの奥歯にある。大阪ではこれとマムシが毒蛇。注意!

オオサンショウウオ:世界最大級の両生類。日本記録は150.5cm。3000万年間、ほとんど姿を変えていない。写真の上にマウスを置くと生活サイクルが見れる。

オオサンショウウオの飼育下と野生下での成長曲線。体重の1000分の1のエサで生きていけるという記録がある。体温維持しないので「エコ」な生活をしている。

繁殖行動:ヌシ(雄)が巣穴を整えて、雌を待つ。産卵を終えると雌は出ていく。ヌシは卵を世話する。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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