第15期第28回講座 保全生態学

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第28回講座 保全生態学  (2017.11.25)

講座内容 自然の恵み(生態系サービス)の持続的な利用と自然との付き合い方(生態系管理)を学ぶ
講師

夏原 由博 (名古屋大学大学院環境学研究科教授、大阪自然環境保全協会代表理事(会長)) 

場所

大阪歴史博物館 第2研修室

「保全生物学は生物の種や多様性が直面している危機を解明して、それを取り除くことを目的としている」との話で夏原先生の講座が始まった。

人間の活動に伴い絶滅種は急速に増えている。写真は1600~1949年の各50年間に絶滅した鳥(黒)と哺乳(白)の種数。

なぜ自然を守らないといけないか?「食物や気候など、人間が必要とするすべての生態系サービスは生物多様性の上に成り立っている。」

生物がどうしたら増えるか、減るかを調べるのが生態学の一つの役割。生態系は太陽をエネルギー源に、あらゆる生物の繋がりでできている。

高次の消費者ほど大量の生産者を食べている。そう考えると、人間はマグロを食べるよりイワシを食べる方が自然に優しい。

島ごとの種数調査結果。面積(横軸)が大きいほど種数(縦軸)が多い。生物を保護するとき面積を考慮する必要がある

種間の共生関係も知る必要がある。サンゴ(写真)は褐虫藻と共生しているため、褐虫藻が生きられないと死ぬ(例:沖縄のサンゴの白化)。

生態系を知らないと誤った管理をしてしまう。昔、穀物を守るため、中国などでスズメを駆除したら、害虫が増えて逆に穀物が減った。

人里の自然を守るためには、科学的データに基づく管理や生態系を考えた管理、自然を地域の文化とともに活かすことなどが大事。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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