第16期春夏コース第9回講座 磯の生き物調査と観察の仕方 

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第9回講座 磯の生き物調査と観察の仕方  (2018.6.13)

講座内容 長松自然海浜保全地区にいる生き物調査
講師 田中 広樹(大阪自然環前境保全協会副会長、海のふしぎ観察会代表、自然観察インストラクター)
場所 午前:長松自然海浜保全地区の海岸にて磯の生き物調査  午後:阪南市地域交流館にて講義

晴れわたり爽やかな微風の吹く磯観察日和の長松海岸。「今日は大潮、干満の差が大きい」とのお話で田中先生の講座が始まった。マウスを写真の上におくと長松海岸の美しい景色が見られる。

今日は「大阪湾生き物一斉調査」の観察もかねて、「まずタマキビを捜しましょう

「タマキビは岸壁にくっついています」で一斉に捜し始めるが「え、どこにいるの?」…手にくっつく小さな砂粒、と思ったらこれがタマキビだった。マウスを写真の上におくとタマキビの写真が見られる。トレイの上の「つぶ」がタマキビ。

岸壁や岩の割れ目などに生息するカメノテ。幼生のときに時間をかけて付着する場所を探す。付着したら一生をそこで終える。写真のようにたくさん寄り添って付着するのは、受精して子孫を残す機会を大きくするため。マウスを写真の上に置くとヒザラガイが見られる。

アメフラシがいた。「ぅわ~」と声があがる。先生「アメフラシに触ってみましょうマウスを写真の上に置くとウミゾウメンと呼ばれるアメフラシの卵が見られる。黄色いそうめんのようだ。

受講生がアカエラミノウミウシを見つけた。色が鮮やかで美しい。見つけるのは上級者レベルとのこと。

 

ドロメがいた。マウスを写真の上におくと今日の活動で、集めたたくさんの海の生物たちが見られる。

 

さまざまな磯の生き物を見ながら、先生のお話に熱心に耳を傾ける受講生たち。

 

午後は阪南市地域交流館に移動して、講義を聞く。安全管理、海の干満のしくみから、さまざまな海の生物、46億年に及ぶ地球史の説明、大阪湾生き物一斉調査、ほか協会のさまざまな取り組みについてのお話。楽しく実り多い一日だった。

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