第17期春夏コース第4回講座 奈良公園の自然 

HOME » 講座・講習会 » 自然環境市民大学 » 第17期春夏コース第4回講座 奈良公園の自然 

第4回講座 奈良公園の自然  (2019.4.24)

講座内容 奈良公園の自然(奈良公園の樹木とサクセッション)
講師 佐藤 治雄(自然環境市民大学代表講師/大阪府立大学名誉教授)
場所 奈良公園(飛火野、ナギ林など)

「奈良公園で、この前お話しした事を実地で見て行きましょう!」との先生の話で今日の講座が始まった。

このマツの木の左と右では環境が大きく異なります。左側はノキシノブやコケが生えるニッチ(生物が生息できる環境)があり、右側にはありません。→ マウスを写真の上に置くと左側のノキシノブやコケが見られる。

奈良公園では鹿が草や樹木を食べる為、下枝の高さが一定の高さにそろっている。これをディアラインという。→マウスを写真の上に置くとディアラインが見られる。

  


これはサイカチの葉で、葉が左右に羽状に並んでおり羽状複葉という。→マウスを写真の上に置くと、赤い線が見える。これが一枚の葉。

このムクロジでは、表皮の内側にある形成層の付近は生きているが、内部の木部は朽ちて幹が空洞になっている。→マウスを写真の上に置くと、空洞になった内部の写真が見られる。

桜をシカから守るために柵で囲った部分には、エノキ、クスノキ、アカメガシワ等が芽を出し成長している。→マウスを写真の上に置くと柵で20年以上囲まれ、サクセッション(生態遷移)がさらに進んだところが見られる。

これは何の木ですか?→マウスを写真に置くとヒイラギである事が分かる。老木になると葉のギザギザがなくなる。

台風によって根返りした木。この倒木により付近が明るくなるなど、新しい植物が生える環境ができる。→マウスを写真の上に置くと、明るくなった上空が見られる。

日本で唯一天然記念物に指定されているナギの林。→マウスを写真の上に置くとナギの葉が見られる。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

ネイチャーおおさかは、身近な自然を愛し、これを守り育てたいと願う市民が運営している公益社団法人の自然保護団体です。お電話でのお問い合わせはこちら 06-6242-8720

  • お問い合わせ


  • Facebookページ
  • 野山のたより
  • 都市と自然