野山のたより2007年2月号

「キチョウの越冬」

 南に面した土手のくぼみにキチョウが昨年の暮れからずっと越冬している。
 この土手は日が当ると暖かくなるところでそんな日には飛んでいることもある。

 当地で他に成虫で越冬する蝶にテングチョウ、キタテハ、ルリタテハ、アカタテハ、ムラサキシジミなどがいるが、これらは何れも翅を閉じた状態の裏面は地味で、とまっていると木肌や枯れ木に溶け込んで見つけるのは容易でない。しかしキチョウは裏面も黄色く目立つ色でだが、意外に枯れ草に溶け込んで見つけ難いものだ。

撮影者:横田 靖 さん

撮影場所:池田市東山町 (20071.7.)



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