第33回 ほ乳類  (2008.2.13.)

講座内容  ほ乳動物が残したフィールドサインをもとに彼らの生活を探る
講   師  早川 篤 先生 先生  ナチュラリスト入門講座講師/大阪市立天王寺動物園飼育課
場   所  豊能町青貝山周辺



 シカが泥浴びをした後,木に体をこすり付けた跡が残っている。
 自分の存在を示すための行動で,イノシシの可能性もあると説明する早川先生。




 降り積もったばかりの雪に,山道を横切るように付いた鳥の足跡。
 まだ真新しい。ホッピングで歩いた様子,何の鳥だろう。



 毎南向きの斜面に掘られたアカネズミの巣穴にライトを当てて観察。



 このあたりに動物の足跡やフンなどのフィールドサインが 残されていないかな・・・・・。



 何の動物の足跡だろう?
 どうもシカのようだ。



 今度はフンが残されていた。
 イタチかテンの落し物のようだ。



 先ほどのフンを水で洗い流して内容物を調べてみる。 カキの皮が出てきた。どうやらこのフンの主はテンに違いない。



 この木にも動物がこすりつけた泥の跡がある。わずかだがその動物のものと見られる毛が付着している。
 持ち帰って顕微鏡で調べてみよう。

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