第27回講座 「地域の保全活動」 (2008.11.19.)
講座内容堺自然観察会および鉢ヶ峯の自然を守る会スタッフによる堺市鉢ヶ峯地域の保全活動 と活動地の紹介を通じ、里山にかかわる様々な開発と保全について考える
講  師中西 伸さん(代表代行)、柳生英喜さん、吉田栄子さん、熊谷紀志子さん、田中多美子さん(いずれも堺自然観察会)
米道 綱夫さん(鉢ヶ峰の自然を守る会代表、大阪自然環境保全協会理事)
場  所堺市鉢ヶ峰、堺自然ふれあいの森



鉢ヶ峰地区の私有地休耕田。希少種保存のため、地主さんは農薬使用をやめ、草刈も手刈りで行っています。高齢になり今後の管理が心配です。
スズサイコ?センブリ?を見てるのかな・・。堺自然観察会のメンバーの説明を受ける。


通称、鳥溜まりの道を下り、谷津田に入ってきました。造成中の東西道路の下に一つのため池があったそうです。生態系は半減したとのことです。


東西道路の造成後、土手のオーバーフローによる田んぼへの影響を防ぐため、谷津田の両サイドに深いU字溝がはめられた。しかし、落ち込んだカエルなどの障害となるので、脱出用のスロープのある溝が三ヵ所に作られた。


東西道路からみるもう一つの池(内河池)に、今年も群れのオシドリなどが飛来していました。


東西道路ののり面では、森林表土を撒きだした場合、埋土種子からどんな植物が芽生えてくるかを実験中。アカメガシワ・シリブカガシ・ヤマハゼ・イヌザンショウ・トキワススキ・ススキなどが育っていました。


ツツジ尾根を歩きました。すぐ右側にはハーベストの丘。自然な森とは対照 的なテーマパーク(農産物直売所・ジャムやチーズなどの加工体験施設・バーベーキュー広場・動物ふれあい広場)を説明される堺自然観察会代表代行の中西さん。集客力は年々下降しているとのこと。


ホタル橋を渡り、豊田川を北進。ふれあいの森の中にある「森の館」に到着。ドングリや森の材で創った造形物の一部。皆で「夢があるなあ!!」と心の中をくすぐる。


森の館から車椅子も通れるよう設えた木道。


「オオタカが飛んだ!!」と木々の隙間から眺める受講生の皆さん。
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