第29回講座 「里地・里山 A」 (2008.12.10.)
講座内容里山管理と雑木林間伐の実習
講  師中川 勝弘 先生 五月山グリーンエコー代表
場  所池田市 五月山公園



五月山はかつて優良な薪炭林で、このあたりは畑や果樹園があり、文字どおりの里山であったと説明する中川先生。


実習に先立って、安全作業のために危険予知活動表に危険のポイントと、危険予防について全員で確認する。


間伐作業の基本はまず下草刈り。カマの使い方について指導を受ける。 ノコギリやナタの使い方間伐材を束ねるためのロープワークについても指導をいただく。


午後からは実習地で調査実習。実習に先立って安全面の注意事項や心構えについて説明を受ける。


ネザサ刈りを通じてカマの使い方を実習する。


林床を暗くしているヒサカキ、アラカシ、アカメガシワなどは伐採し、落葉広葉樹やモチツツジ、ヤブツバキなどを残す。またアカマツの 日当たりを阻害している高木の常緑広葉樹も伐採や枝打ちをする。


伐採した木を枝払いして林外へ搬出し易い長さに切っていく。


枝払いした枝を荒縄で束ねて縛るのも重労働だ。
先ほど練習したロープワークが生きてくる。


間伐後の林床には日が差し込んで明るくなり、背の低いモチツツジや ヤブツバキにもよく日が当たるようになった。また、アカマツも 日当たりが良くなった。数年後が楽しみだ。
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