第12回講座 安全対策  (2009.6.10.)
講座内容安全対策と救急処置方法について
 (1)シニアのための野外活動
 (2)アウトドアーライフの安全
 (3)救急処置方法の実際
講  師西口 雅純 先生 シニアアウトドアーライフ所長
場  所環境情報プラザ



西口先生から、「誰でも、いつでも、特別な準備をしなくてもできる」のが 一般的救急法の定義であると説明を頂く。


カーラーの生存(救命)曲線によると、@:心臓停止後、約3分、A:呼吸停止後、約10分、B:多量出血後、約30分で、夫々50%の死亡率となっている。


模式図を用いて、喉の奥を広げて空気を肺に通しやすくする気道確保(頭部後屈あご先挙上法)について説明。


受講生により 心肺蘇生法の実習。
@:傷害者の反応確認、A:気道の確保、B:呼吸の確認、C:人工呼吸


早く助けてあげて!
本番で果たして出来るだろうか?オドオド!!、ドキドキ!!、真白!!(受講生の感想)


心臓マッサージを行う場合には、先ず心臓の位置を知ること。


胸の真ん中を重ねた手で、「強く、速く、30回連続して絶え間なく圧迫する」。子供の場合は、片手で。幼児の場合は、指3本で行う。


心肺蘇生法とAED(自動対外式助細動器)の併用による実習。


異物が喉の奥に詰まった場合の処置として、@:ハイムリック法(上腹部圧迫法)とA:背部強打法(特に効率が高い) を学ぶ。
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