第16回講座 淀川の河川環境A
 十三干潟での野外実習
 (2009.8.5.)
講座内容
講  師河合 典彦先生 大阪市立大桐中学校教諭・淀川環境委員会委員
場  所大阪市淀川区・新淀川右岸十三干潟



三干潟でのフィールドワーク。
「淀川河口域と十三干潟のあらまし」について、河合先生から説明を頂く。


この辺りの川幅は、約500m、水深は約2.5〜3m。春から初秋までが干潟観察に適した時期で、講座日の潮位は、最低40cm(13時)、最高160cm(19時)。


足元の石を裏返すと ”イシマキガイ”、 ”コウロエンカワヒバリガイ”、”ゴカイ”などがいた。


ヨシを編み込んで作られた”カヤネズミ”の巣。
日本で一番小さなネズミで、体重は500円玉ほど。


多数の”クロベンケイガニ”を見る事ができた。


巣穴に逃げ込んだ ”クロベンケイガニ”。


”アシハラガニ”のオス(写真:左)とメス(写真:右)。オスは、はさみが大きい。


足が長くはさみに褐色の毛が生えている”モクズガニ”。他のカニと違い、春頃に稚ガニが淡水へ上る。
上海ガニは”中国モクズガニ”で、特定外来生物。


投網歴40年の河合先生。どんな生き物が採れるかな。


投網に入っていたのは、”スズキ(写真)”や"ハゼ”、”ボラ”、”テナガエビ”など。


受講生から、自分も投網をうって見たいとの要望があり、ノウハウを伝授される河合先生。


砂泥底に生息し、単独で行動する”ウロハゼ”。
腹びれが進化して高等動物の足になった。魚の中では腹びれが身体の前にくるほど進化しているそうだ。


ここのシジミは美味しいと聞き、”シジミ採り”に熱中する受講生。
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