第18回講座 野鳥 A (2009.9.5.)
講座内容鳥とはどういう生き物か、鳥の身体的特徴や野鳥調査のしかたについて
講  師関 優 先生  関環境調査研究所代表
         大阪自然環境保全協会専門研究員
         山階鳥類研究所標識調査協力調査員
場  所大阪南港野鳥園



「南港野鳥園」は、1983年に日本で最初の人工干潟として開園。
北池(1995年)、南池(2004年)を海水化し、渡り鳥のシギ・チドリ類が 大幅に増加している。


鳥とはどういう生き物なのか」について、関先生から標本・羽等を用いて説明頂く。
鳥の一番の特徴は、羽である。


受講生のテーブルに置かれた鳥の標本。ルーペで羽毛のようすを観察する受講生。


7種類の羽毛の一つである正羽(風切羽、雨覆い、尾羽など)は羽軸と羽弁を持ち、その役割は、飛ぶ為や皮膚の保護をすることである。
写真は、カラスの羽弁。


日本で一番小さな鳥 「キクイタダキ」(写真は、標本)は約10cmで、大きな仲間のアオサギ(約95cm)との差は、約9〜10倍。


パワーポイントに映し出された10種類の鳥について、 @種名、A雌/雄、B幼鳥/成鳥 がわかるかな?
写真は「ヨタカ」で、木肌に似ており、日中は木の枝に沿って腹を密着して休息。


北観察所の観察窓から、ダイサギ・アオアシシギ・カワウ等を双眼鏡で観察する受講生。


シラサギには、@:ダイサギ、Aチュウサギ、Bコサギの3種類がある。
写真は、クチバシが黄色の「ダイサギ」。


干潟の岩の上で羽を広げている「カワウ」。
水にもぐるのが上手で、魚を食べる。


望遠鏡から覗いた「カイツブリ」


南港野鳥園内にて。
あそこにツバメ・キジバトがいる!、ヒヨドリの鳴き声も!


受講生が観察できた鳥は、オバシギ・トウネン・ハクセキレイ等15種類。
観察会を実施した場合、@日付、A時間、B場所(池・林等)等を 記録していくようにと、関先生から教えて頂く。
目次へもどる / 次へ