第37回   第7期・自然環境市民大学修了式および記念講演会」 (2010.3.10.)
記念講演講師原薗 芳信氏(国際北極圏研究センター) 
場  所パル法円坂(大阪市中央区森ノ宮)



高田会長から、「市民大学修了後も自分が楽しむ段階で終るのではなく、自然環境保全の担い手として、世の中に役立つ活動を続けて欲しい」と挨拶を頂く。


高田会長から、修了生一人ひとりに修了証書が手渡され、保全協会の「自然環境保全リーダー」として登録された。


36回の講座中、皆勤賞(4名)と欠席2回以下の精勤賞(7名)の受講生に、佐藤先生から「松笠賞」が授与され、笑顔がいっぱいの 受講生。


修了生を代表して、1年間の講座を通じての思い出や印象に残ったこと、今後の活動について抱負を述べる受講生。


修了式を記念して、原薗先生(アラスカ大学国際北極圏研究センター)をお招きして、「地球環境変化と生態系:北極域の温暖化観測研究から生態系の脆弱性復元性を考える」をテーマに講演を頂いた。


アラスカでの観測研究による「クロトウヒ林の二酸化炭素の収支」は、@年々変動が大きいのは、気温、降水量、干ばつが影響、A寒候季の二酸化炭素の固定量が年間の収支を左右、B下層植生の光合成の寄与も大きい、など、原薗先生から観測データやシュミレーションデータを交えて具体的に説明を頂いた。


修了式記念講演は、一般公開とあって多数の聴講者で会場は満席。熱心に耳を傾けられ、活発に質疑応答が交わされた。


講師の原薗先生と一緒に、第7期修了記念撮影。
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