第18回講座 金剛山の自然/ (2010.9.15.)
講座内容午前:ロープウェイ金剛山駅〜国見城址の樹木観察
午後:各班での自主行動(樹木の観察、親睦など)
講  師佐藤治雄先生  大阪府立大学名誉教授
場  所金剛山



「下界より大分涼しいロープウェイ金剛山駅にて。観察にあたり「金剛山の樹木を一つでも覚えていってほしい。特にブナの木を覚えて欲しい」と佐藤先生。 


サワグルミの葉は奇数羽状複葉。葉の軸に翼が無い。同じサワグルミ属のシナサワグルミには翼がある。


「さあ、ここで樹木の名を覚えているかテストしてみようか」と葉を採 取する佐藤先生。驚いた表情の受講生。


何の木か、すぐに答えることができず、いろいろな答えを出し合う受講生。


奈良公園での講座を思い出し、そっと口に入れる受講生。さて、樹木の名前は…?エゴノキでした。


ミズナラの葉(ブナ科コナラ属)。コナラに比べて鋸歯は鋭く、葉柄は短いか、ほとんど無い。日本の山岳での代表的な樹木。


金剛山の頂上近くに広がるブナ林。ブナの樹皮の特徴は灰白色で地衣類が着床。樹高が高く葉で確認することが困難。


大阪では数少ないブナ林(この他に大和葛城山、和泉葛城山、妙見山に自生する)。日陰に弱く、たくさんの実をつけて地面に落としても他の樹木が光を遮ると生育しない。


午後からは後期の班で活動。班長・副班長を決めた後、語らいながら昼食をとる。1班。


班で観察をしながら行動する。「アキチョウジ・ツリフネソウ・ゲンノショウコ他…。初めて観察しました」「ブナ、アサギマダラ、オオルリボシヤンマな ど見ながらきれいな自然が気持ちよかった」と受講生。


金剛山系で大阪府の最高地点で登頂記念の記念撮影。3班


集合地点で班会議をしながら佐藤先生と語り合う受講生。2班
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