第4回講座 植物 @  (2011.5.7.)
講座内容  春の植物やタンポポ調査について学ぶ
講  師   木村 進先生(大阪府立泉北高校教諭・大阪自然環境保全協会理事)
場  所   大阪府環境農林水産総合研究所・大阪環境情報プラザ/大阪城公園



タンポポの在来種と外来種(セイヨウタンポポとアカミタンポポ)の見分け方を説明する木村先生。


1995年をピークに、今まで勢力旺盛だった外来種が減る傾向にあり、在来種(カンサイタンポポ)が復活してきている。


2010タンポポ調査では7万ぐらいの花が集まり、調査の結果それぞれの種の詳細な分布が分かった。カンサイタンポポは東瀬戸内海周辺に分布。


在来種と外来種の雑種のタンポポが増加。セイヨウタンポポの6割、アカミタンポポの3割が雑種。


午後、プリントを見ながら説明を聞く。


タンポポの一つの花の観察。ルーペを使って、おしべ、めしべ、合着した花びらを見る。


ハルジオンの観察。花の中心の黄色の部分は花びらの無い筒状花。


ウラジロチチコグサ。「きれいな花ではないが、タンポポと同じキク科の花」と木村先生。


オオバコ、クサイなどは水にぬれると種子が粘液を出し、人の靴などについて運ばれる。


オオバコの花。上の部分がめしべの集まり。下がおしべ。花が咲くと先にめしべだけ出して他の花の花粉をもらい受粉をしてからおしべを出す。(自家受粉を避けている)


シロバナタンポポ(在来種)は大きな花で西日本に多い。


アカガシの雄花と雌花。この雌花が秋にはどんぐりになる。
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