第14回講座 淀川の河川環境 @   (2011.7.27.)
講座内容午前:淀川という川・淡水域環境(ワンドの保全と再生など講義)
午後:水道記念館の見学(説明)および淀川の河口域環境について(干潟の保全と再生などの講義)
講  師河合 典彦先生 大阪市立大桐中学校教諭・ 淀川環境委員会委員水域環境部会長・
           淀川水系イタセンパラ研究会・希少野生動植物種保存推進員
横山 達也先生 水道記念館管理課課長
場  所水道記念館(大阪市東淀川区)



中学生の頃からずっと淀川を観察し続けて今に至ると自己紹介をされる河合先生。


淀川水系は広大な流域面積を持つことから水不足の心配がない。


70年代の河川工事の結果、ワンドは次々に姿を消しかつての10分の1程度に減少した。


最近のワンドの魚数調査で外来種が91%、在来種は9%になっていることが分かる。


在来種の魚を食べる特定外来生物のオオクチバスとブルーギル。


ワンドの水位が上がるなどの撹乱が無い為に、植物の外来種もその繁殖力で在来の生物を脅かす。


2010年に淀川で新種記載されたヨドゼゼラもワンドが少なくなると前途多難。


河床低下の為に干上がった後植物が生い茂った楠葉ワンド。


午後の始まりは、水道記念館の見学。横山先生に案内していただく


ワンドに棲む魚が集められたパノラマ水槽を見る。


午後の講義は淀川河口域の環境について。


大阪の子どもたちにこんな水辺を残したいと強調される河合先生。
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