第12期第6回講座 野鳥①

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第6回講座 野鳥①  (2014.5.14)

講座内容 市街地で繁殖する野鳥
講師 和田 岳(大阪市立自然史博物館 学芸員)
場所 大阪市立自然史博物館/大阪市立長居植物園

都市鳥(都市環境に適応した野生鳥類)の生息の変化を調べることの意義や面白さの説明から和田先生の講義が始まった。

鳥は雛に与える餌が豊富な時期に繁殖するため、チョウやガの幼虫を餌にする鳥は春から初夏に繁殖する。しかし、それ以外のものを餌にする鳥の繁殖時期は異なる。

大阪市内の公園周辺で繁殖する主な陸鳥16種の内、ムクドリなど10種は1960年には繁殖していなかった。

関西の駅のツバメの巣の調査結果。市街地や田舎にはほとんどなく、人の出入りが適度にある郊外に多い。

午後は長居植物園での観察。まずはクジラの骨格標本の隙間にスズメが営巣している様子から観察。

植物園の雑木林では、スズメやシジュウカラの親が巣立ち雛に給餌する様子やハシボソガラスの巣などを観察。

木の枝だけでなく針金のハンガーも利用して作られたハシボソガラスの巣。

巣の中で餌を待つコゲラの幼鳥と餌を与える親鳥。

年を越しての「つがい」の継続性などについて熱心に質問する受講生。

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