第12期第18回講座 野鳥②

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第18回講座 野鳥②   (2014.9.6.)

講座内容

午前 : 南港野鳥園設立の経過 、 鳥類についての講義
午後 : 野鳥園での野鳥観察

講 師

高田直俊 (自然環境市民大学代表 前大阪自然環境保全協会会長 大阪市立大学名誉教授)

関 優   (関環境調査研究所代表 山階鳥類研究所標識調査協力調査員)

場 所 大阪南港野鳥園

高田先生から大阪南港野鳥園の歴史を聞く。干潟・池を作り・海水を導入して、埋立地を野鳥園に作り替えた。現在、シギ・チドリの重要生息地になった。

鳥の羽は飛ぶ・保護のためにあり、種類は正羽(フェザー)・綿羽(ダウン)・剛羽(口ひげ)などがある。写真は剛羽で、感覚をつかさどっている。

軸のあるのは正羽、ふわふわの羽は綿羽である。正羽にはカギ爪があり、ばらばらになった羽をきれいに整えるのに役立つ。

マガモのはく製。指先の羽は小翼羽といい、減速するときに使う。青い羽は次列風切りといい、浮力を生む。

鳥の頭骨と胸の骨。鳥の骨は空洞があり、軽く、飛びやすくなっている。

展望棟で鳥の観察をする。カワウ・カルガモ・ダイサギ・アオサギが見られた。観察した鳥の名前を観察者が記入する。2014年3月からスタッフの案内がなくなってしまった。

北観察舎へ行く道。埋め立て後、約30年経ち、まわりは鬱蒼とした森になっている。ヒヨドリ・キジバト・シジュウカラなど山野の鳥も観察できた。 

北観察舎。パイプで海水を導入するので、海辺の野鳥もみられる。尻を上下に振るイソシギ・速く走るキアシシギ、じっと魚をねらうササゴイなどを観察(右下はササゴイの幼鳥)。 

展望棟に戻って、関先生と鳥あわせをする。観察するときは、日時と場所と環境を記録することが大切である。18種の鳥を観察することができた。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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