第12期第32回講座 保全運動

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第32回講座 保全運動   (2015.1.21.)

講座内容

信太山丘陵の自然と保全運動について学ぶ

講師

田丸 八郎(NPO法人 信太の森FANクラブ 事務局長)

場所

午前:信太の森の鏡池史跡公園「信太の森ふるさと館」

午後:信太山丘陵の惣ヶ池湿地・草地保全地

午前の講義は「信太の森ふるさと館」で,1日体験の2名も加わり、和やかに始まった。

田丸先生の話は、信太山丘陵の地理,歴史から絶滅危惧種にいたるまで多岐にわたる内容で,スポーツ公園計画を自然公園として残す事が出来た経緯の説明であった。

市有地の里山的自然保護,保全を求める請願が市議会で採決された苦労話には力がこもっていた。

講義終了後,活動資金をどの様にして集めたのか等今後の保全活動の仕方についての質問にも、分かりやすく説明があった。

午後は田丸先生の案内で現地見学。惣ヶ池を前にして池の歴史や現状について説明を受ける。

大阪府の絶滅危惧種のコバナノワレモコウなど惣ヶ池湿地の植物についての説明を聴く。

湿地内の木道を作るのに重機を入れずに人の力で行ったこと,この木道を再建するのに2千万円かかると聞いて,受講生は驚く。

信太山丘陵に生息する食虫植物のひとつ,コモウセンゴケを教えてもらう。

現地見学の最終地点の大野池近くにスポーツ公園計画が発表されてすぐに不動産業者が取得した土地があった。今は荒れ放題で枯れたタカサゴユリ,メリケンカルカヤで覆われていた。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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