えぼしがた公園自然観察会
河内長野市にある烏帽子形公園を中心に自然観察会を実施しています。
烏帽子形公園は大阪府の南部、河内長野駅から徒歩15分程の市街
この公園は保全協会と深い関わりがあります。
その後、1993年に「自然観察インストラクター養成講座」
コロナ禍以降は、
国の史跡に指定されて以降、2016年にはその整備工事が進み、
参加者の低年齢化やスタッフの高齢化など、課題も多いですが、
ホームページ「えぼしへおいでよ!しぜんとあそぼ!」
ここに観察会の開催情報および参加申し込み方法が書かれています。
http://eboshi.geo.jp/
インスタグラムも始めました!(@eboshigata_nature)
https://www.instagram.com/eboshigata_nature/
烏帽子形公園(えぼしがたこうえん)ってどういうところ?
烏帽子形公園は、大阪南部、河内長野市にある自然公園です。南海高野線、近鉄南大阪線の河内長野駅より徒歩15分、市街地にありながら、自然豊かな丘陵地です。高野街道沿いのこの山には、昔、楠木正成がこの地形を活かした山城を築いていました。その中世山城跡が、2012年国の史跡に指定され、現在は史跡公園として整備され、有名になってきました。
この丘陵地は、中世さまざまな城主によって利用をされましたが、その後長い間、地元の方たちによって里山として利用され、約30年ほど前、大阪自然環境保全協会の調査・提言により、河内長野市の自然公園として整備されました。
小さな丘陵地ですが、シイの極相林、コナラなどの落葉林、アカマツ林、草地、湿地、暗い谷など、その植生は変化に富んでいて、棲息する生物種も多く、四季折々、いろいろな表情を見せてくれます。
えぼしがた公園自然観察会ってどんなことをしている?
私たちの観察会は、1993年、当協会の自然観察インストラクター養成講座の実習地として利用した後、ここに愛着を持った修了生が自主的に公開観察会を始めました。その後、定例的に観察会を開催するようになりました。
現在、スタッフは、大阪自然環境保全協会が開催している「自然観察インストラクター養成講座」や「自然環境市民大学」の修了生のほかに、地元の市民など、10名程度です。
この会の活動も、行政の中で少しずつ評価され、史跡整備の際には、樹木の伐採などで助言提言等をさせていただけるようになってきました。
また、自然豊かな河内長野市の中にあって、見過ごされがちな生物多様性や地元在来種への意識啓発などを市民へ提供し、子どもたちの環境教育や自然観形成に役立ちたいと、楽しみながら、活動しています。地元のイベントや小学校への出張事業等に協力もしています。
これからも、市街地にある自然豊かな公園、河内長野にふさわしい自然公園のあり方や生かし方を、具体的に提案していきたいと考えています。
こんな私たちと一緒に、森で思いっきり遊びたい方、地元の自然を大事に思う方、いっしょに活動しませんか。
※えぼしがた公園自然観察会の主催する観察会は、河内長野市の後援、及び烏帽子形公園の公園使用許可をいただいています。また、流谷で開催する場合は、付近の土地を所有する方の許可を得ています。
※写真は観察会の一部
▲小川の生きもの調べ(天見流谷にて) ▲「のんびりウォッチ」でキノコさがし(烏帽子形公園にて)
▲どんぐりまつりでかみしばい(烏帽子形公園にて) ▲「のんびりウォッチ」で虫さがし(烏帽子形公園にて)
令和元年度環境保全功労者等環境大臣表彰を受けました
当自然観察会は、令和元年度環境保全功労者等環境大臣表彰を受けました。
2019年6月12日、東京半蔵門で行われた授賞式が行われ、当観察会スタッフの松尾が賞状を頂きました。
当自然観察会は、平成30年度おおさか環境賞の大賞を受賞しました。
2018年9月11日、大阪府庁正庁の間にて表彰式が行われ、田原代表が賞状を頂きました。