第12期第15回講座 淀川の河川環境① 

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第15回講座 淀川の河川環境① 淡水域から汽水域に掛けて   (2014.7.23.)

講座内容 10:00~12:00 淀川の淡水域(ワンドの形成や保全・再生、在来生物など)についての講義
12:45~15:00 城北ワンド群の見学と外来生物や淀川河口域の環境(干潟、ヨシ原など)についての講義
講師 河合 典彦(大阪市立城陽中学校教諭、淀川環境委員会水域環境部会長、淀川水系イタセンパラ研究会、希少野生動植物種保存推進員)
場所 市民交流センターあさひ西、淀川城北ワンド

河合先生の講義は2府6県に跨る琵琶湖・淀川水系の説明から始まる。

昨年(2013年)の台風18号による淀川の大出水の状況についても詳細に学ぶ。

淀川の淡水環境、特にワンドの歴史や、そこに住むイシガイに卵を産んで繁殖するイタセンパラの生態を知る。

1971年の淀川水系工事実施基本計画改定以降、河川環境が大きく変わった。

洪水攪乱が河川生態系に活力を与えるが、河川工事による環境変化で洪水攪乱は殆どおきなくなった。

午後は淀川に行き、講義で聞いた淀川本流やワンドの状況を実際に見る。

このワンドでは、外来生物を継続的に除去するなどして、かつての環境の復元を試みている。

特定外来生物のヌートリアに食べられた貝。イタセンパラが産卵するイシガイも犠牲になっている。

市民交流センターに戻り、スライドで特定外来生物の繁殖状況や在来種への影響を学ぶ。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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