第12期第36回講座 企画運営④

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第36回講座 企画運営④   (2015.2.25.)

講座内容

企画運営活動の結果発表
午前 : 1班 水の生き物池「竹柵作り」
午後 : 3班 「きぼうの道」谷から尾根へ階段作り

場所 奥の谷(富田林市)

今日は企画運営の発表第1日目。2班は他の班の受講生より早く、ミカン小屋に集合。11日に火入れした窯から竹炭の取出しと窯の掃除をした。取出した竹炭は、2班の発表の日に受講生に配る。

1班の発表が始まった。竹柵作りの資材をどの様に準備して演習地に運んだかと苦労が紹介された。そして、「道具と頭は使いよう。」と、杭と六割竹の作り方の実演をした。

1班の竹柵作りは「水の生き物池」を護る役割がある。現場でどの様にして竹柵を作り上げたかの説明に聞き入る受講生。

竹柵作りで苦労した一つが「いぼ結び」。その特徴と結び方の説明を受けた後、他班の受講生もいぼ結びに挑戦した。   

1班は、「我々ができる里山での保全活動は、小さな作業の連続だと思う。この竹柵も今後営々と受け継がれていけばと願っている。」と発表を締めくくった。

午後からは3班。取組みはスギやヒノキに覆われた林の中を谷から尾根に上る階段作り。作業開始前に危険予知を話合い、ルートの決定をし階段の幅や段数を決めた。横木や杭は田渕先生とスタッフの協力で準備された。

間伐材の樹皮剥がしの説明の後、階段作りの実演をする3班。2人一組となり、1人がスコップの柄やY字型の棒などで杭を支え、もう一人が掛矢で打つという難しい作業。

3班の受講生のみごとな団結で作り上げた階段(78段、延べ距離 50m、標高差20m)を尾根まで往復し、仕上がりを実感する。

講師の一人で「富田林の自然を守る会」のスタッフが、「立派な道を作ってくれてありがたい。」と尾根から下ってきた受講生を迎えてくれた。

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