第13期第11回講座 水田を見る

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第11回講座 水田を見る  (2015.6.27)

講座内容 水田農業の現状と水田のもつ自然環境への多面的な機能について考える
講師 松下 美郎(地方行政独立法人 大阪府立環境農林水産総合研究所 経営企画室長)
場所 能勢町平野付近  午前:能勢くりの郷から地区会館  午後:地区会館からため池  

道の駅「くりの郷」で講座開始。最初に松下先生の職場(大阪府立環境農林水産総合研究所)の紹介があった。

田んぼの面積はどう表現しますか? 「たん」です。 そうです。1反は300坪で約1000平方メートルです。10反が1町(ちょう)になります。この田んぼは1反以上あると思います。

田んぼに草がないのは除草剤を使っているからです。使わないと3~4割は収量が減ります。大阪府の標準的な稲作には14成分の農薬が使われていますが、減農薬や生物由来の農薬使用の取り組みもされています。

平野会館に到着し、「水田をみる」の詳しい講義が始まった。

講義はクイズ形式で行われた。例えば、一人が1年間に食べる米を作るのに必要な水田の面積は? → 約150平方メートルです。

田植えから収穫までの「イネの一生」について説明があり、この中で、イネの茎は1本が多ければ30本以上に増え、この事を「分げつ」という事を学んだ。

 

午後から棚田の観察に行ったが、その途中の大きな欅に「アオバズク」が待っていた。→ マウスを写真の上に置くと拡大します。

「がま」といわれる石組みが、元の段差である。農地整備事業により、大きな段差となり、斜面の管理が大変になった。→ マウスを写真の上に置くと現在の斜面が出ます。

棚田の一番上にあるため池。モリアオガエルの卵、オタマジャクシ、トンボ、イモリ、、、自然の生き物がいっぱいいました。→ マウスを写真の上に置くとアメンボが見えます。
 
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