第13期第15回講座 淀川の河川環境① 

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第15回講座 淀川の河川環境① 淀川の水環境の歴史と現状   (2015.7.29)

講座内容 10:00~14:15 淀川の淡水域(ワンドの形成や保全・再生、在来生物など)と淀川河川域の環境(干潟、ヨシ原など)についての講義
14:20~15:00 城北ワンド群の見学
講師 河合 典彦(大阪市立城陽中学校教諭、国土交通省淀川環境委員会委員、淀川水系イタセンパラ研究会、希少野生動植物種保存推進員)
場所 市民交流センターあさひ西、淀川城北ワンド

市民交流センターあさひ西に集合し、淀川の水環境の歴史と現状から講義が始まった。

琵琶湖・淀川水系の生物多様性は、古代湖である琵琶湖や三大湿地帯等により極めて豊かであった。

環境の悪化により淀川のシンボルフィッシュであるイタセンパラは、2006年に淀川から姿を消した。マウスを写真の上に置くとグラフを表示します。

ワンド(湾処)は本流とは異なる多様な水環境を提供し、淀川の優れた種の多様性を創出・維持してきた。

特定外来種「ヌートリア」により、イタセンパラの繁殖に欠かせない2枚貝(イシガイ)が被害にあっている。マウスを写真の上に置くと被害にあったと見られるイシガイを表示します。

イタセンパラを復活させる為、2013年城北ワンド群にイタセンパラの放流が始まる。マウスを写真の上に置くとイタセンパラの拡大写真を表示します。

自然体験と道徳観・正義感との関係で、自然体験の多い青少年ほど道徳観・正義感があるとのアンケート結果が示された。

淀川に移動して淀川城北ワンド群を観察。ワンドのまわりには外来植物(コゴメイ、ミズヒマワリ等)が多く見られた。

ワンドの魚を網で採取すると、ニゴイ、カネヒラ、フナ(在来種)に交じってブルーギル、ブラックバス等の外来種も確認された。マウスを写真の上に置くと、魚をアップします。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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