第13期第35回講座 哺乳類

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第35回講座 哺乳類   (2016.2.17)

講座内容

哺乳類のフィールドサインによる生息調査法

講師

早川 篤(大阪市立天王寺動植物公園学芸員/大阪自然環境保全協会理事)

場所 豊能町・青貝山周辺

妙見口駅前で、「期待はずれになると思います。」と早川先生の第一声で「哺乳類」の講義が始まった(哺乳類に会える?会えない?)

「動物の痕跡(フィールドサイン)を探しましょう。」「柵があるのはなぜでしょう?どんな動物を防除するため?シカ、イノシシ、タヌキ?

道の真ん中にフンを発見。「資料を見て何のフンか判断してください。」結論は「テンのフン」さて、理由は?

「マツカサを下から剥いてください。」「エビフライに似ていますね。さて、誰が作ったのでしょう?」

樹皮が剥がれている木を発見。発情期の冬に、雄シカが角で研いでできる跡である。写真の上に、マウスを置くと、「ツノ研ぎの跡」が見られる。

倒木の上にフンを発見。これは白い尿酸が見られるので、鳥のフンである。

箱わなに捕獲されたシカを発見。「可哀想」の声も出るが、先生は「なぜ捕獲するのかを考えてください。誰も好んで殺生はしたくない。」と。

動物の頭骨を手に、「なぜ、シカとイノシシと分かるのですかか?」考えさせる講義である。

ウサギの足・モグラの骨格・モグラの毛・・・次々と標本が取り出され、粉雪の降る中、説明や質問が続く。

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