第17期秋冬コース第4回講座 大和葛城山の環境と植生

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第4回講座 大和葛城山の環境と植生   (2019.10.23)

講座内容

大和葛城山の樹木や林床の植生管理のようすなどについて学ぶ。

講  師

佐藤治雄(理学博士・植物生態学、大阪府立大学名誉教授/自然環境市民大学代表講師)

場  所 大和葛城山

ロープウェイで葛城山山上駅へ。気温は12℃。10℃近く登山口とは気温差がある。

佐藤先生より大和葛城山は、大阪近郊に4か所あるブナ林のうちのひとつであることと、ブナ林の形成される条件について説明を受ける。 

ブナの樹皮は灰白色で地衣類が着生しているのが特徴。ブナ林の維持・更新には撹乱が必要なようであるとのこと。マウスを写真の上におくと、ブナの種子がみられる。

ブナとイヌブナの違いを確認する受講生。写真はイヌブナ。マウスを写真の上におくと、イヌブナの葉の裏がみられる。ブナとは違い、白い毛がみられる。

 

佐藤先生よりカタクリやイカリソウなどを保護・増殖のために小低木を適当に減らしている場所であると説明を受ける。マウスを写真の上におくと、管理区域への立入禁止の貼紙がみられる。

昼食休憩の展望デッキでコブシの実の観察をする。実を引っ張ると白い糸が伸びておもしろい。

ススキの大海原を進む受講生。
結構、坂がきつい。

 

山頂には、リンドウなどの草花が自生している。マウスを写真の上におくと、センブリがみられる。

 

最後に、佐藤先生よりヤドリギなどの寄生植物の説明を受ける。マウスを写真の上におくと、ブナに寄生するヤドリギがみられる。
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