第17期秋冬コース第7回講座 「土壌調査」-森林における物質循環- 

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第7回講座 「土壌調査」-森林における物質循環-  (2019.11.20)

講座内容

植物が生育するために必要な土壌とはどのようなものか。

 午前:森林土壌の実際についての講義
 午後:実習   断面調査により森林土壌の様子を観察

講師

伊藤 孝美(大阪府農業大学校元講師)
田淵 武夫(富田林の自然を守る会代表、大阪自然環境保全協会元理事)

場所 午前:門前屋旅館(滝谷不動前) 午後:富田林市 奥ノ谷

門前屋旅館にて伊藤先生の「森林及び環境にとって重要な土壌の話と土壌の診かた」の講義を受ける。森林生態系は、植物・動物・微生物・大気・光・土壌という環境全てが組み合わさって成り立っている。

土壌の違いによって、植物の生育も変わる。大阪では木の根も枝も横に広がっているが、関東平野ではまっすぐに伸びている。

熱帯雨林の大高木の多くは、薄い表層の土壌に立っていられるように板根を持っている。

午後からの土壌調査に向けて、土壌断面の診かたについて説明を受ける。



奥ノ谷の土壌調査の実習地へ向かう受講生。安全のためヘルメットを着用する。

3班に分かれて土壌断面を作るため、深さ1mの穴を掘る。根が張っているため、かなり重労働。

穴が掘れたら、断面を整形する。マウスを写真の上におくと、整形された土壌断面が見られる。

調査表に断面の絵を書き、みんなで相談しながら層の区分・土色・腐植の量・石礫の量・土性をを調べて記入する。マウスを写真の上におくと、土色帳を使って調べている様子が見られる。

各班ごとに、土壌調査の結果を発表する。先生からの講評で、ここは乾性褐色森林土であると説明を受ける。

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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