第4回講座 奈良公園の自然

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奈良公園の自然 (2020.11.18)

講座内容 環境要因との関係を考えながら、奈良公園の樹木や植生を見る
講師 佐藤 治雄(自然環境市民大学代表講師、大阪府立大学名誉教授 理学博士/植物生態学)
場所 奈良公園(飛火野など)

奈良公園ではシカと共に講座が始まります。まずは地面の植物に注目します。シカによる摂食のために芝や草の背丈が極端に低くなっている。

松の木の下で「松葉」が実は2枚の葉が対生する短枝であることを教わる。  

                

幹の中心部が腐朽して空洞になったムクロジ。空洞の中に竹が生えている。マウスを写真の上におくとムクロジの実とタネが見られる。

シカが枝葉を食べるため、下枝の高さが一定の高さにそろっている。これをディアラインという。

植栽したサカキをシカから保護するために柵で囲われている場所には、たくさんの植物が生育している。                    

午後からは自由行動で禰宜道を観察。倒木で明るい空間(ギャップ)ができた場所。本来ならば明るいところを好む植物が生育し、植生が変わっていくところだが、シカの摂食のためにほとんど生えていない。 

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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