第10期第35回講座 哺乳類

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第35回講座 哺乳類   (2013.2.20.)

講座内容

哺乳類のフィールドサインによる生息調査法

講師

早川 篤(大阪市立天王寺動物植物公園学芸員/大阪自然環境保全協会理事)

場所 豊能町・青貝山周辺

「生身の動物には中々会えませんが、フィールドサインの見極め方を学習しましょう」と挨拶される、講師の早川先生(中央)。

 

道端に毛がたくさん混じった糞。写真を撮るときは必ずサイズがわかるようにすることが大切です。

この場所は生き物の通り道になっていて、糞や擦りあとなどフィールドサインがたくさんあった。

 

 

2日前に仕掛けられたセンサーカメラ。

道端にリスの食跡のエビフライ(松ぼっくりの間にある種を全部食べた残り)が落ちていた。

またも道端に糞が・・・。

つぶして中身を確かめると骨片が出てきた。テンの糞だろうか?

山道にはシカの足が落ちていた。先生が人間との違いを説明される。

午後は先生がお持ち下さった骨格標本を観察しながら講義が進む。イノシシ(左)とシカの頭骨。角がついているのは3歳以上の大人のシカ。

「わたしたちの一番身近にいます」とアブラコウモリの標本。

イノシシ(右)とシカ(左)の足。よく似ているがシカは副蹄の位置が離れている。

「自然界からすると人間が一番害を与えている。自然について冷静に、色々な面から学ぶことが大切」と時に冗談も交えながら熱く語られる先生に耳を傾ける受講生。「自分なりの自然への取り組み方、改めて教えてもらいました」



モグラ塚があちこちにたくさん見られた。きっと地面の下にはモグラの坑道が。

採集してきた糞を洗って中身を確かめる。

林道横の斜面にはアカネズミの巣穴も並んでいた。「ヒト以外のほ乳類の生きざまを垣間見ることができました」

ネイチャーおおさか 公益社団法人 大阪自然環境保全協会

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