第17期春夏コース第8回講座 水田を見る

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第8回講座 水田を見るー稲作管理の実態と環境(2019.6.12)

講座内容 水田農業の現状と水田のもつ自然環境への多面的な機能について考える
講師 松下 美郎(地方行政独立法人 大阪府立環境農林水産総合研究所 企画部)
場所 大阪府豊能郡能勢町平野付近  午前:能勢くりの郷から平野会館  午後:棚田での観察  

今日の講座は、大阪府最北端の能勢町にある「道の駅 能勢くりの郷」の東屋から開始し、田んぼを見ながら平野会館まで歩いた。

田んぼの面積を表す単位として反(たん)をよく使いますが、1反は約1000㎡の広さです。この田んぼはどれくらいの面積と思いますか?(答え)1反の半分ぐらいの広さです。写真の上にマウスを置くとその田んぼが見られる。

平野会館で、日々農家の方がどんな作業をされているか、稲作の作業手順等につて具体的な話が始まった。

日本人一人が1年間に食べる米の量(平均)はいくらでしょうか?等のクイズもあり、受講生は手を上げて回答した。

これは2008年の能勢町平野地区の航空写真。農地整備により田んぼは広くなり、道も付け替えられた。写真の上にマウスを置くと1974年(農地整備前)の同じ地区の航空写真が見られる。

農地整備により田んぼの面積は大きくなったが、斜面の段差は大きく広くなり、草刈りが大変になった。写真の上にマウスを置くと、草刈りをし易くする為に作った細い道(赤い線の位置)が見られる。

田んぼの脇ではササユリが保護されており、きれいに咲いていた。写真の上にマウスを置くと美しいササユリの花が見られる。

棚田の最奥部のため池。この池の水が田んぼを潤している。この池の上にはモリアオガエルの卵が見られた。(マウスを写真の上に置くと見られる)

最後に、「ここは谷津田と呼ばれ、こういう環境を維持する事は大変で、農家を応援して頂きたい」との話があった。

 
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