大阪市の大切な水族館を、廃止しないでください!

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大阪市水道記念館は、大阪市水道局の管理運営している美しい明治・大正建築物です。

ここでは、天然記念物のイタセンパラやアユモドキを含む淀川の
魚類や甲殻類などさまざまな水生生物を飼育しており、
日本一の「日本産淡水魚水族館」として市民に愛されてきました。
とくに貴重なものとして、淀川の天然記念物イタセンパラの保護と繁殖飼育を環境省などから認可されてきました。

それにもかかわらず、この“水族館”を水道局の「予算削減」のために廃止し、建物をレンタルしようとしています。
水道局は局のHP上で、みずから目立つように“赤い文字”で
「費用対効果の精査」のために「一時休館」を市民に約束したはずでしたが、
結局きちんと精査しないままで、自分の「総合的判断」によって「
廃止」を決めてしまいました。
(この「総合的判断」とは、要は支出する費用を減らしたいというだけで、効果は完全に無視しています。)

そして2013年10月30日、水道局は登録有形文化財である建物を利用する
「プロポーザル事業者」を募集開始⇒ですが結果は応募無し。
2014年5月1日に再募集⇒結果は再び応募無しでした。

水道記念館で飼育している淡水魚などは、どの種類を見ても
生息地の環境の悪化やさまざまな理由によって、もはや貴重なものになってしまっています。
(さらに、私たちの目からはとうてい適切と思えない水道局の飼育管理によって、
水道記念館で飼育している淡水魚などの種類数・個体数も減少しつつあります。)

私たちは引き続き、これらの貴重な生物たちを大阪市内で一括して保存し展示する場として、
大阪のすばらしい宝である水族館の運営継続と飼育の改善を強く求めます。
(さしあたっては、魚などの移動・分譲や施設の廃棄などをやめて戴きたいと願います。)


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