夢洲で生まれるいのち・育ついのち

コアジサシ

4月下旬日本にきて、集団繁殖するコアジサシは、近年繁殖適地である大規模な自然海岸や自然の河川敷などの砂礫地が減少し、繁殖成功率も低下、絶滅が危惧されています。夢洲の埋め立て工事中の大規模な砂礫地は格好の繁殖場所で、毎年やってきます。2021年は工事を中断し繁殖を保護することができました!

写真上左から)求愛給餌 交尾 抱卵(2020年)
写真下左から)大きくなった幼鳥に給餌(2020年) 飛ぶ練習をする幼鳥たち2枚(2021年)

       

コチドリ・シロチドリ

コアジサシと同じような環境で繁殖します。コアジサシ同様、繁殖適地の減少で、数を減らしています。夢洲では威嚇や抱卵・幼鳥をみることができます。
写真 コチドリ威嚇 コチドリ抱卵 シロチドリ幼鳥
   

セイタカシギ

2021年、コアジサシが旅立った後、幼鳥を連れた数家族が、ヨシ原に囲まれた塩性湿地のなかにいました。交尾も確認していたので期待していましたが、国内の繁殖地はわずか数か所の上、繁殖成功率が低いとの報告もあるので心配していました。しかしうれしいことに、さまざまな週齢のヒナや幼鳥が、多数録画確認されています。このセイタカシギの繁殖については、後日まとめて報告させていただきます。

写真上段 (左)交尾 6月22日  (中)幼鳥が親に甘えている 7月4日 (右)コアジサシに混ざってヒナ4羽 7月11日
写真下段 (左)ヒナたち 7月18日  (中)親子 7月22日  (右)今年生まれの子どもたちらしき4羽 7月22日

  

  

カルガモ

街中でも繁殖子育てをするので有名なカルガモですが、夢洲にはほぼ通年生活し、春子育てをしています。
写真 上段左から) 干潟のゴカイの巣の上で休む幼鳥たち  泳ぎ始めたヒナたち 
下段)ヒナをつれて泳ぐ 
   

カイツブリ

池に浮巣をつくり、そこで産卵・抱卵をして、ヒナを育てるカイツブリ。つがいになるための鳴き声がこだましていました。
写真左)つがいで浮巣をつくる。 

ヒバリ

ヒバリの巣は草むらの中。しかし、警戒の鳴き声や、巣材を運ぶ姿から、そこに巣があることがわかってしまいます。
草原が減ってきた都会では、なかなか繁殖ができにくくなっているヒバリやセッカ。夢洲の放置された草むらは、楽園です。

ツバメ

町の中の軒先で繁殖したツバメは、巣立ち後、ヨシ原で集団ねぐらをつくります。そこで渡りに備えて、飛行訓練をします。しかしヨシ原は減少し、大阪湾河口域には、淀川くらいしかありません。ここ夢洲はヨシ原が育ってきており、ツバメも年々増えてきているように思います。
ヨシ原を渡る風が気持ちよい夏、若いツバメたちがたくさん集まって飛び回っています。夜は夢洲に入場できないので確認していませんが、おそらく集団ねぐらをつくっているのでしょう。これだけのヨシ原は少なくなっているので、貴重な環境と言えます。
写真左より)巣立ったのにまだ親鳥に給餌してもらう幼鳥。 レーダー塔の周りを障害物競走のように飛び回る若鳥たち。休憩するツバメ
写真下)ヨシ原は若ツバメが渡りの前に集団ねぐらをつくる。そこには昆虫が豊富で、夕暮れまで飛び回って捕食している。

小鳥たち

夢洲では、スズメ、カワラヒワ、ムクドリなどの幼鳥たちが、猛烈な勢いで飛び交ったり、パタッと静かに肩を寄せ合い休んだり、と、まるで保育園にいるかのように暮らしています。

写真)都会では珍しいスズメの大集団。枯れ木に鈴なりです。

 

写真)ムクドリの幼鳥

チョウゲンボウ

幼鳥が時折います。時には、親鳥らしきチョウゲンボウが、幼鳥を煽るようにして、そばをすり抜けます。練習をさせようとしているように。
写真)チョウゲンボウの幼鳥 ファミリーで幼鳥を特訓中?
 

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