魚へんに思う、ということ(team.虹鰓)
魚へんに思う、ということ
近年、人間活動に伴う地球環境への負荷はますます増大し、人々の生存基盤である地球環境は存続の危機に瀕しています。人間活動により排出された大量のプラスチックごみは海の生態系に甚大な影響を与え、このままでは今後ますます悪化の道を辿ることになります。
海洋プラスチックごみや地球温暖化対策は、先般大阪にて行われたG20においても主要な議題の1つでした。ネイチャーおおさかでは、23年前から大阪湾沿岸での自然観察会を200回以上実施し、海辺の生き物と海辺の漂着ごみを見つめてきましたが、この世間の意識が高まりつつある今こそ、ネイチャーおおさかとしてアクションを起こすことが求められている機会だといえます。
team.虹鰓(チームにじえら)について
このたび「大阪湾ウミウシ観察会」のスタッフ有志が中心となり、海洋プラスチック問題に対応するプロジェクトチーム「team.虹鰓(チームにじえら)」を立ち上げました。このチームの活動が、環境への負荷を少しずつでも軽減させ、環境に配慮したライフスタイルの提案・きっかけとなり、大きなうねりを生み出していくことを願っています。
成ヶ島 海の生き物体験 日帰りツアー
大阪湾においても、漂着ゴミ、特にプラスチックごみなどの問題を抱えています。今、かけがえのない自然環境を守るために、私たちが取り組めることは何でしょうか?その答えを見つけるために、私たちと一緒に「大阪湾の宝島」とも呼ばれる成ヶ島に行き、まずは漂着ゴミなどの実情を見て考えることから始めてみませんか?
この事業は「瀬戸内オリーブ基金」の助成を受けて実施します。
2020年8月22日第2回成ヶ島ツアーの報告
第2回は、お天気が良すぎて逆に心配でした。感染症対策と熱中症対策の両方とも、万全の準備で挑みました。
行きのバスでは、おなじみの仁保めぐみ先生から、海洋プラスチックごみの紙芝居をしていただきました。むっちゃわかりやすいです。
今回は夏休みが終わる頃だったためか、大人の参加者の方が多かったです。総勢47名で成ヶ島上陸です。
前回けっこう拾ったけどなー。拾っても拾っても、またゴミは流されてくるのです。
今回は、お昼のオプショナルツアーを2つに分かれて実施。1つ目は、展望台から成ヶ島を一望しました。
もう1つは、貴重な海岸植物の観察会。大阪湾ではここにしか見られない希少な植物が、地元の方の保全活動により残されています。
生き物観察では、スタッフのなべさんが大活躍。タツノオトシゴとかヨウジウオとか、いっぱい見せてくれました。
2020年7月5日第1回成ヶ島ツアーの報告
4月25日、5月9日に計画し、参加者を募集していましたが、新型コロナウイルスの流行拡大に伴い、中止しました。7月5日にようやく第1回を開催することができました。
梅雨の真っ只中で、開催が危ぶまれましたが、なんとか雨はやみ、総勢60名、ついに成ヶ島に上陸しました。
午前中はゴミ拾いプログラム。でも今回は、たくさん拾うことが目的ではありません。気になるゴミを見つけたら、これはもともとどこで使われていたモノかな、どこから流れてきたのかな、どうしてゴミになってしまったのかな、などを考えてみました。
講師の仁保めぐみ先生からは、海洋ゴミのことについてわかりやすく教えていただきました。
午後は、おまたせの海の生き物観察プログラム。ウミウシ大好きスタッフと一緒に、いろんな海の生き物と出会いました。
成ヶ島は大阪湾の宝島と呼ばれるほど、ここでしか見られないような貴重な生き物がいっぱいでした。
講師の山下先生には、生き物のおもしろさをたっぷり教えていただきました。
ペットボトル削減活動「Noぺ割」
観察会などの行事における「ペットボトル不持参者割引」の取り組みを始めています。募集段階でペットボトルを買ってこないで水筒を持参するように呼びかけさせていただき、協力していただいた方に参加費の割引等をさせていただくというものです。
Noぺ割 参加グループ
- 海の観察会
- 大阪湾ウミウシ観察会
- 長松海岸自然観察会
- 微小貝プロジェクトチーム
成ヶ島ツアーの下見に行きました。2020/3/7
春の海にはウミウシなどたくさんの生き物がいました。これをみんなに見せたいと思います!
大阪自然史フェスティバルに出展しました 2019/11/16-17
2019年11月に開催された「大阪自然史フェスティバル2019」に出展し、「Noペ割」などの活動PRを行いました。
成ヶ島ツアーの下見に行きました。2019/10/14
成ヶ島は素晴らしい自然が残っていますが、一方で大量のゴミが流れ着くという、正と負の両面をもつ島でした。